芝田町画廊について


当画廊を立ち上げるきっかけとなりました「甲斐常好」は、大正~昭和初期にかけて

挿絵画家として一世を風靡した「高畠華宵」の最後の内弟子として絵を学びました。

その後、出版社や広告会社で雑誌の挿絵を描いたり、広告デザインの仕事をしていました。

しかし、好きな絵を描くことは辞めず、市井の画家として享年100歳で亡くなるまで、

絵筆一筋の道を歩んだのです。

 

2010年、甲斐常好100歳記念の個展開催を目指して、芝田町画廊オープンの準備を進めて

いましたが、オープン約2ヶ月前の8月26日に逝去いたしました。

甲斐常好の歩んだ"絵筆一筋の道" その創造活動の素晴らしさと精神を受け継ぎ、多くの

人に素敵な作品を見ていただく機会を創るとともに、次世代を担う若手作家が世に出る

きっかけになれば嬉しいとの思いから、この画廊を立ち上げました。

 

また、この北区芝田の地は区となる以前は「芝田町」という地名でした。その「芝田町」

という名を残し、ここ芝田の地から大阪の文化発展のために少しでも貢献が出来ればと

「芝田町画廊」という名前を付けました。

 

是非、足をお運びいただければ幸いです。